[130902]

RCコントローラ(無銘)を、2箇1で改良

不満が残っていて、内部を組み替えたりして、何とか使い物になるようにしたいと思っていた(無銘の)R/Cコントローラ、ネット・オークションで、スティック構造に違いのあるほぼ同じデザインのコントローラ(R/C送信機)を見付けたので、それとの2箇1を考えた。(左写真)
(無駄を我慢して!)他雑機との抱き合わせで買ってみた。(左写真<クリック> \1,680送料込み しかし、他方は残念ながら使えず

で、狙ったコントローラは、そのままでは信号系が、SmartPropoPlusには不適で、使えず。

結局、旧コントローラの内蔵基板と入れ換えて、使えるようにした。(左写真の右側)
元々、3chしか無いので、(ラダー機能欠如で)正規ではないが、一応「モード2」のコントローラに出来た♪ (...でも、これもバネが硬いので、操作のぎこち無さが取れないなぁ)
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基板と信号種
今回買ったコントローラ(27.145MHz送信機)は、旧コントローラと殆ど「同じ顔」をしているので、(スティックの機能割り当てが違うだけだろうと、)同じように「SmartPropoPlusマイク入力方式」で接続してみた。(左写真)
ところが、FMSでは、このコントローラが全く認識されず...?_?
ソフト的な設定を色々変えてみたけど、やはり反応が無い!

そこで、オシロスコープで信号を見たら、何だかヘン!?というか、各CH信号の前に「CH識別信号(パルス)」が、余分に付加されているらしい。(左写真<クリック>)
こうした信号を付加すれば、プロポとして電波の混信には強くなる?かもしれないけど、逆にガードが固くなるので、今の場合は困るんだが...
CH信号の方は、多分、通常の「PCM信号」だろうと思う。

5V電源とRS232C方式の実験
こんな信号構造は、「SmartPropoPlus」では、想定していないかもしれない。
もしかしたら、「PPJoycom」の方だと、処理出来る可能性があるのではないかと思って、Aero Chopperと同じ「シリアル方式」の方を試したみた。

幸い、パルス信号発生用IC(F3716DT?)の電源は、5Vレギュレータを通して供給されていた。(左写真)
これなら、RS232Cの端子電圧(±15V〜±5V)を、そのまま電源として流用出来る!(ふっふっふ♪)
そこで、トランジスタ1個、抵抗2個を載せる小基板(左写真<クリック>)をくっつけて、其処に信号の「レベル変換回路」を組んで、「シリアル方式」でやってみたのだが。
...結果は、出ず!つまり、(信号は拾っているらしいのに、)非応答だった!

基板の入れ替え
何をしても、この専用ICが載った基板は、使い物にならないだろうと見切りを付けた。
そして、「スティック類」は丁度「モード2」なので、筐体諸共こちらの方を活かすべく、“リード線付き”で内部基板を入れ替える事にした。
“リード線”は、VR(可変抵抗器)の端子から外して付け替えるのだが、高々9本+2本なので、接続位置を間違えなければ、何の面倒さも無い。
ただ、基板の端がボス|支柱にあたるので、基板を少しヤスリで削った。矢印 旧コントローラをよく見たら、ボスの位置が違っていた。(左写真<クリック>)

最後に、基板裏(?)に付いている「半固定抵抗器」を、ちょっと調整する必要があった。
これは、ある「スティック」の値を最小にまで下げたら、隣の「スティック」の値が増えた!という妙な反応をしたので、それに対応する「半固定抵抗器」を少し弄ってみたら収まった!

これで、Aero Chopperと同じ「シリアル方式」と同じやり方で、PPJoycomを働かせて、FMSヘリを、(“巧く”ではないが、)ちゃんと飛ばせるようになった♪

電波停止処置
ところで、このコントローラの電波停止だが、前面右下のXtal(水晶発振子)銘板は、ダミーだった!(左写真 無理に剥がしたのは、失敗!orz)

このコントローラのXtalは、基板に半田付けされていた。(左写真<クリック>)
因みに、旧コントローラの方は、差し替え可能だったのに!

このXtalを外しておけば、(所定の)電波は発射されないだろう...と思うが、Xtalを抜いても、回路によっては“自励発振”を起こして、とんでもない周波数で発振することもあるから、油断は禁物!
ま、そんな時は電流を沢山喰うはずだし、トランジスタや素子類を手で触ってみて、熱くなっていなければ良し!とすることに。(笑)

シミュレーション
こうした(玩具の)「シミュレーション」は、実機を壊さないで操作練習が出来るという謳い文句なのだが、本当にそうなのか?という気がして来た。
これはこれとして面白いのだが、やはり実機を飛ばすのとは、随分勝手が違う!
第一、「スティック」の重さ(バネ)や機体の反応が丸で違うし、自分の姿勢や、環境(風や空き地の状況)も実際とは大きく違うから、とてもとても!(笑)

しかし、“遠隔操作の要領”というのは、これを使えば、会得し易いかもしれない。
例えば、ヘリや飛行機を(障害物を避けるために、)強制的に旋回させたい場合など、“今は右だ、いや左だ”と考える前に、さっと操作出来るようになればいいのだが、これには腕や指が自然に動くような訓練が不可欠だろう!
(頭の中だけやっていても、実際には、手が動かないもんなぁ。笑)

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