[二〇一七年十二月三十一日]
バイク型充電器を、試験運用中
若い頃、(白煙を吐きながら走る2サイクルの)90ccバイクに乗って、遠近を走り廻ったことがある。
一度、砂が散っていたアスファルト道路で滑って転倒し、酷く手や足を擦り剥いてから、乗るのを諦めたが、バイクには今でも羨望を覚える。
それはさておいて、先日作った「バイク型充電器」を使ってみた。
こいつは嵩張るので、置き場所に困って、机奥のラック桟上に乗せてある。(図1)
ターゲットは、Li-ionバッテリ(専用)で、最終最高電圧は4.2Vだ。
充電終了時には、電流がゼロになる。
その時の電圧値が、そのバッテリの能力を現しているのではないかと思う。
因みに、新しいバッテリほど4.2Vに近い値になるが、4.0V以上に上がらないものは、馬力が無さそうで、あまり使いたくないものだ。
18650単体の充電は、専用の充電器(図2<クリック>)で、1本ずつやればいいのだが、実は、その充電器では「充電終了」がはっきり分からない欠点がある。
それに、バッテリ・パックから取り出したセルは、両側に変則的なタブや絶縁板を残してあるので、挟み付けが難しい問題もある。
この「バイク型充電器」は、途中の結線を取り替えられるようにしてあり、[ミノムシ・クリップ線]を使えば楽勝なのだ。(笑)
その他、[ナビ機充電線]なども作ってある。
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変則バッテリ類の充電
こうした“手作り物”の良さは、“必要性”や“自分の好み”に合わせて、好きなようにアレンジ出来ることだ。
(日本の職人気取りではないが、)やはり自分で使う道具類は、出来るだけ自分で作るか、あるいは合うように誂えたいものだ。
“使わせられる道具”とか、“道具に使われる”のは、好きではないからだが。
(雑談:時々大きな新聞種になる、アクセルとブレーキを踏み間違えて、歩道を暴走したり、人を撥ねたりする人は、きっと“車に使われている”のだろうな!と思ったり...閑話休題)
「ナビ用2本並列パック」を、リード線を摘んで、充電してみた。(図3)
ただ、これは、既に充電して置いてあったので、直ぐに充電が完了。
最終電圧は、次項の話に!
「タブ付き18650単体」を、タブを摘んで、充電した。(図4<クリック>)
これは古いものだったので、かなりの充電時間が必要だった。
およそ4時間ほど放置しておいたのだが、最終的には、電流がゼロになっていたが、電圧は4.1Vを超えず。
再度、大元の電源(ACアダプタ)を切って入れ直したが、やはり、ほぼ変わらず。
新旧の目安?
この「バイク型充電器」は、負荷オープンでは、電圧は4.30Vになっているので、恐らく新しいバッテリなら、満充電では4.2V辺りまで充電出来るのではないかと思う。
比較的新しい/活きがいい(と思っている)バッテリ(並列2本のパッケージ)では、最終状態(電流ゼロ)で、電圧は4.13Vだった。(図5)
経験上、これくらいの電圧値だったら、ナビ機に使ってかなり長持ちするだろうという感じ。
一方、3V以下だった古そうなタブ付きの18650バッテリを、充電したら、4.07Vにまでしか上がらず。(図6<クリック>)
数度、大元電源を抜き差しして、追加充電を試みたが、あまり変わらず。
このバッテリは、そろそろ弱って来たかな?
ただ、標準電圧は、3.7Vだから、まだ余力はあるはず。
これらのことから、充電終了電圧は、どうやら、“バッテリの蓄電性能”の目安に出来るのではないかと思う。
高いほど優秀で、低いほど、蓄電性能が低下して来ているということらしい。
電圧値については、これの“充電制御回路”の特性との兼ね合いで決まってくるのだろうと思うが、目安として具合が良い。
この「バイク型充電器」の良い点は、放置しておいても“過充電事故”を起こさない(だろう)ことで、夜中も点けっ放しで寝られる♪