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[141108]
C-770UZの割れ液晶を、入れ換えた
以前修理して使えるようになっていたOLYMPUS C-770UZのNo3が、旅行途中で死んでしまった。(後の撮影は、常時携帯している胸ポケ機CANON IXY-L3に代行させたが)
原因はよく分からないが、死ぬ直前の状況は...
電源ONレバーを、うっかり「静止画撮影」と「「動画撮影」の間にしたままの状態で、何度もフラッシュを焚く操作をしたせいかもしれない。 ...ただ、それが原因かどうかは不明。
帰宅してから、以前の修理箇所も含めて少し調べてみたが、やはり本体が死んでしまったようで、回復出来そうにない。
そこで、これの「液晶」だけを、「液晶割れ機」に移植することにした。
入れ替えて、「液晶割れ機」は立派に復活?し、実撮影もOK!だった。
尤も、液晶表示は「設定」のみで使用し、消費電力節約のため、撮影時はもっぱらVF(ビュー・ファインダ)だけを使用している。
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分解初動
今回は、2台(「本体死亡機」と「液晶割れ機」)を分解したのだが、1台目は不必要にビスを全部外してしまった。(図4<クリック>)
(このC-770UZは、以前に幾度も分解・組立をしたことがあるのだが、もう忘れてしまっている)
外す必要があるのは、殆ど筐体後部側だけだが、問題はフラッシュ・シュー部下部の「隠れビス4+1本」とバッテリ蓋内部の「隠れビス2本」で、知らなかったり忘れてしまっていると大苦労する。(苦笑)
ビスの長さは、ほぼ揃っているが、「タッピング型」と「なべ小ネジ型」の2種があって、ピッチが違うから、使う場所を間違えないようにしないと!
(まぁ、台座がプラスチックなら「タッピング型」を使えばいいってことを、経験で知ってはいるが...
因みに、最近の中華製品の殆どが、ビスといえば「タッピング型」だもんな。苦笑)
液晶部へ肉薄
このC-770UZには、液晶部の後ろに“押しボタン類の裏当て”を兼ねた「裏板」が付いているのだが、更にそれに「黒いプラ・シート」が張り付けてある。(図6<クリック>)
なので、先ずそれを剥がしてから、取り付けビス4+1本を外さねばならない。(図5)
(これら2台はどちらもジャンク品だが、その「黒シート」を剥がした様子は無く、初めてなので剥がし難かった)
私は、そそっかしいので、電源SW部は、特に断線などに注意しながら外したのだが、以前に補修した時の細リード線の半田付けを、意図せず外してしまった。
...ん?ちょっと待てよ!...こんな細リード線を付けないと動かないなら、こちらの「液晶+裏板」をそのまま「液晶割れ機」には移せないぞ!
液晶部外しと差し替え
「本体死亡機」は、電源SW線を含む「青色フレキ(シブル・フラット・ケーブル)」の何処かが断線していたはずで、「液晶+裏板」はそのままでは使えないわけだ。(図7)
となると、「裏板」はそのまま残して、「液晶」だけを入れ替えねばならない。(図8<クリック>)
でも、余程注意して巧く外さないと、「液晶部」が「液晶パネル」と「バックライト」とに分離してしまう。
それらが分離したので嵌めようとしている内に、“小さな出っ張り”の付いた「黒いプラ枠」が千切れたりして、「外枠」がパチン♪と素直に嵌らなくなり、「液晶部」がなかなか一体化出来ずに、焦った!
でも、最後は上手く行った! ・・・ 終り良ければ全て良し!だ。
液晶部の分離&一体化状態
「液晶部」を「裏板」から外す時に慎重にやっても、「液晶」+「バックライト」+「黒いプラ枠」+「外枠」の分離は、避け難い。(図9)
また、それを一体化する際に、「黒いプラ枠」が重要な役割を持っていることに気が付かないと、一体化が上手く出来ない。
この「黒プラ枠」に“小さな出っ張り”が設けてあって、「(金属)外枠」の孔がそこに嵌るようになっているのだが、当初それに気付かず、一体化出来ないで困った覚えがある。
(今回も、それで、苦渋を舐めちゃった!)
オマケに、両側面に導電性シート?が張り付けてあるのだが、それらは一度剥がすと再接着力が無いので、一体化の邪魔になる!(図10<クリック>)
(これらは、きちんと剥がしておいて、後でセロテープなどを重ねて、張り付けるより仕方が無さそうだが、今回は適当に処置して終わりにした)
兎に角、入れ替えは、成功した!
試写
「液晶部」を入れ替えて補修をした「元液晶割れ機」を、“紅葉狩り小旅行”に持ち出して風景撮影をして来た。
撮れた写真は、申し分なかった♪
(図11、図12<クリック>)
だが、被写体の方の内容は、もひとつだ!
新装成ったというJR奈良駅も見たのだが、外観は至極シンプル(経済性一点張り?)で、全然見栄えがしない!
それに、駅ビルには、なぜかスーパー・マーケットMaxValueが入っていた!?
旧駅舎が横に残してあるのだが、何ともミスマッチで、全体的にデザインのチグハグさが目立つ。(図11)
言っちゃあ悪いが、古都奈良は、大仏様のように古い遺産の上に胡坐を掻いているだけで、観光地として苦心して生延びようとする気が無いように見えるが、私の気のせいか?
噂では、奈良に宿泊する客は少ないそうだが、店の殆どは、地元固定客相手の朝11時開店で、(元気に)朝早くからオープンする店は、僅かだった。 ...偶々、小腹が空いたので“うどん・そば屋”を探し廻ったのだが、開店している店が見付からず!
結局、駅構内のコーヒー・ショップで(朝食と同じ)コーヒーとパン(サンドウィッチ)を食べる破目に。
こんな“ことなら”(古都奈良)、別に「リニア新幹線」を通さなくてもいいのでは?と思ってしまった。
(JRは、きっと客が増えるかも、と勘違いしているに違いない!笑)
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