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「ニ〇一六年二月十四日」
超小型ドローンの不調を、改善した

以前、正月用に買ったミニドローンが、「酢の物」の中に落下した後、ちゃんと飛び上がらなくなり、その後、放置していた。
それを、久々に取り出してみて、不良箇所が見付かるか?再び飛び上がるかどうか調べてみた。

これは、ある一定以上に(電圧を上げ)電流を増やして羽根の回転数を上げると、いきなり電源断になってしまうという症状だ。

どうも、基板上の何処かに汚れが残っていて、それが“悪さ”をしているのではないかと予想した。

それで、基板上をアルコールで拭いたり、歯ブラシでIC群周りを掃除したりしてみた。
結局、歯ブラシによるICピン間の掃除が正解だったようだ! ・・・ それで、フル・スロットルでも、電源断になることはなくなった。(図1、図2<クリック>動画 )

だが、各プロペラの動きが均一ではなくなっていて、素直に真上に上昇しない問題が残ってしまった。(あまり弄って、壊してしまっても後々面倒なので、その調整は次回廻しだ。苦笑)

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分解と清掃
先回は、基板の下側だけを丁寧にやっただけだが、どうも中途半端だったようなので、今回は、基板の上側もやってみることにした。

パーツが小さいので、折損を気にしながらプロペラなどを外して、上下カバーを外してみた。

こちら側は、IC群が載っていて、脚ピン間に何か“汚れ”があるようにも見える。(図4<クリック>
ただ、こういった“汚れ”は、生産・出荷後にも残って、完全に洗浄されていないケースもあるようなので、通常なら気にしないのだが、今回は、“十分に、怪しい!”(笑)

今回は、古歯ブラシで、IC周りを念入りに擦り、汚れを落とした。
これで、プロペラの回転がマックス迄可能になったので、一応、清掃成功だ!と思った。

(後で考えたら、基板全体を超音波洗浄でもすればよかったのだが、モーター類を外したり再度付けたりするのが面倒だったので、手抜きをしてしまった。後で反省!)

外部電源では?
この清掃をする前に、幾つかの実験をしてみた。

例えば、内蔵バッテリの異常化で、十分放電が出来ていないのではないか?と、外部電源を使ってみた。(図5)

(端子近くにシルク印刷で、B+やB(マイナス)が印字されているので、間違えることはないはずだが、私は良く勘違いをするので、念のため、記録写真を撮っておいた。図6<クリック>

これらの端子に、別リード線を付けて、電圧を与えて電流の増加をみたら、不調時には、約1A位では安定してプロぺラが回転していた。
それが、約1・5Aを超えると、いきなり電流がゼロになり、プロペラの回転が停止してしまっていた。

多分、これは電流制限機能が、(“汚れ”が原因で、)低レベルでピシリと働いた!所為だったんだろうな。
(・・・ でも、今の場合、それは余計な動作なんだぜ!苦笑 )

試験飛行?
古歯ブラシで、“汚れ”をこすり落としたら、一応、フル・スロットルで回転動作をさせられるようになった!

だが、何だかヘンだ!(図6、動画2<クリック>
2つのプロペラ群の回転が弱く、他の回転力の強い2つ側だけで飛び上がろうとする!(ゲゲッ)

これでは、だめだ!
幾ら飛び上がるほどプロペラが回ったとしても、4つがアンバランスでは、どうにもならない。

やはり、もっと念入りに“汚れ”を落とすべきだったらしい。
だが、今回は、更に分解するのは止めた。
小ビス類がゆるゆるになって来ているので、そろそろ上下蓋が勝手にパカッと開く恐れが出て来た。
なので、もう少し太めのビスを手当してから、再度、掃除に挑戦しようかと思っている。


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