[表紙頁]へ 関連記事の目次へ
[141027]
玩具 電撃迷路(「でんげきイライラめいろ」)を、改造
大人の私でも最後まで抜けるのが難しかった玩具「電撃迷路」を、追加で買って来て(図2<クリック>)、加工・改造し、もう少し通り易くしてみた。(図1)
方法は、中の「電極板」の空隙を、鋏で切り取って、広げるだけ。
それで、随分通り易くなった。 ...しかし、「ペン」を通過させている途中で電極板に接触する危険(?笑)は残っていて、相変わらず突然の轟音?と光に、ビックリさせられてしまう。
だが、やってみながら、このオモチャは、ビックリすることに慣れていない幼児には向かないだろうなと思った
技巧的にも無理な上に、更に、余計な恐怖心を与えるのが関の山ではなかろうか。
(やらせてみる時期や状況を、斟酌しないといけなさそう)
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
電極板の加工
兎に角、現状では、大人でも無事に最後まで通過させるのが難しいので、もう少し安全に通過出来るように改造を試みた。
その改造は、「ペン」の接触相手の「電極板」の空隙を広げてやる方法が、手っ取り早い。
それも、空隙の片側を「安全地帯」(といっても、所々落とし穴はある)にすれば、「ペン」を通過させ易かろうと考えた。
「安全地帯」は、(私が右利きなので)見え難い右側に設けようと思う。
で、その構想で、「電極板」に赤ペンで印を入れた。(図3)
これを取り出して(図4<クリック>)加工。
その際、1箇所半田付けを外しておいた。(半田付けを外さないと、加工が面倒!)
切り取り
空隙を広げるための加工・切削は、当初「ハンド・ニブラ」でやるつもりだった。
ところが、「電極板」が薄いので、上手く切り取れず大きなバリが残ってしまう。(図5)
止むを得ず、「金切り鋏」を使ったのだが、これではあまり綺麗には切れない。z(--;?
尤も、その「金切り鋏」もやや大型だし、刃の切れ具合も大分低下しているので、無理といえば無理か?
でも、一応は切り落とせた。(図6<クリック>)
これの切り屑は、要注意だ! ...今回は、やらなかったが、細い切り屑が手に刺さって痛い思いをしたことがあるので、切り屑の行方は、慎重に見届けて、丁寧に後始末をするようにした。
仕上り状態
それは元の電極板と比べると分かり易い(図8<クリック>)が、ペンを右手で持つので、(手暗がりになる)「電極板」の右側を「安全地帯」にしてある。(図7)
だが、ちょっとイタズラ気分で、一番見難い“下部のカーブ”の所に“落とし穴的ミスタッチ部”を設けてある。...だが、ここはやや意地悪過ぎるので、後で大部分を削り落とした。
・・・ で、実際にやってみると、はじめはスイスイ♪...ところが、油断して「ペン」を動かしていると、最後の方で突然轟音が鳴り響く!そしてビックリ♪
このオモチャは、緊張しながらやっても、リラックスしながらやっても、吃驚させられるのは同じ!この玩具は、複数人できゃーきゃーいいながら楽しむものだろうと思う。
...で、改造版も出来たのだが、これを“子供達の遊び道具”に出来るかといえば、“遊び方”が難しいので、疑念が残る。
むしろ、“年長者や大人達の正月の遊び材”として、取っておこうと思う。(笑)
オマケ作業
これは、構造設計が悪くて、天頂側が浮く構造になっているので、補助足を付けてみた。(図9)
だが、両面テープでくっ付けた細足は、すぐに取れてしまう!
もっと大面積の脚をベッタリと付ければ、外れないのだろうが...ま、今回は、この“中途半端さ”で我慢しよう!(笑)
分解した時、基板のIC端子に遊び端子があるので、これはICに別の動作をさせるものではないか?と、好奇心が湧いて、プラス、マイナスの電圧を掛けてみた。(図10<クリック>)
...だが、変化ナシ!(...面白くなかった!)
ま、値段が値段だからなぁ。(苦笑)
いや、むしろ、他の用途に使う発音・発光ICを、これに流用したのではないかと思ったのだが、そうでもなくてこれ専用なのかな?
通常なら、設計(技術)者の遊び心で、どうせ組み込んである機能なら、別の使い方が出来るように、余っている端子を切り替え用として使うことを考えるだろうが、これはそこまではやっていないか?!
[表紙頁]へ 関連記事の目次へ