Zゲージ・ジオラマを、買ってみた
「鉄道模型」の世界は、「パソコン・ジャンク」の世界と違って、ニッチでしかも高価、骨董品的な扱いがなされているらしい珍な?妙な?世界らしい。
中古電車1台の価格三・四千円はざらで、(買取価格ですら)一・二万円のものもあるという。一体売値は幾らになるんだろ?(今回、中古ジオラマを買った販売店の「買取速報」を見ながら嘆息!)
自力で組み上げる程の才能は無いので、完成ジオラマを色々探していたのだが、先ずは小型で机上でも動かせそうなZゲージの東京マルイProZ完成ジオラマコース基本セットの中古品を買った。
(\17,383送料、手数料込み 送金を急いだため、Pagyを使ったらエゲツナイ振込み手数料だった=\505)
これに、TOMIX 5001PowerUnit+「自改造コネクタ部」を繋ぎ、別途買った9cm長の電車を乗せて走らせたら、一応、問題無く走るみたい。
だが、トンネル内の線路がクロスする部分で、良く脱線事故が発生!
二両以上の連結では必ず脱線するので、もう少し運用に工夫が必要らしい。(なにせ慣れぬ事ゆえ、よたよたと♪)
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走行試験
何はともあれ実験用電源を使って、電車を走らせて見た。(動画1<クリック>)
電源電圧が高過ぎるのか、電車の動きがせかせかしていて、落ち着かない感じ。
(これは、後で電圧を下げることで、調節が出来るようになったが)
動力車1台だけだと、あまり起きないが、2両連結すると必ずトンネル内のクロス・ポイント部で(軽い方の)車両が脱線する。(図3)
それで、着脱可能なトンネル部だけ外しておいて実験をしたのだが、連結状態での脱線は、必ず起きる!
止む無く、この電車に関しては、動力車1両だけで走行試験をすることにしたが、やはり小型・軽量のZゲージともなると、電車がレールから弾き出される力を押し戻せない問題が出て来るようだ。
何でも、“軽ければ良い”ってことでもないらしい。また、車両の長さも考えねばならない!
電源自改造コネクタ部
電源には、先日買ったTOMIX 5001PowerUnitを使うことにした。
ただ、これの出力コネクタは、ジオラマProZのそれとはまったく合わないので、中継用のコネクタ−リード線を介して繋がねばならない。
手元には、その中継コネクタとしてちょうど良いものが無いので、有り合わせで削って作った。(図5)
元々4ピン(リード線付き)だったコネクタを半分に割って、孔も小さかったのを無理矢理差し込んで導通させている。
多分、コネクタの標準品として市販されているだろうから、適正なのを日本橋で探してこよう!
平ピンのピッチは約2.5mmらしいので、これで探すべし!(図6<クリック>)
流用電源と疑似負荷
この流用電源TOMIX 5001PowerUnitで走らせてみると、微速度調節が出来ない!?(図8<クリック>)
出力端子の電圧を調べたら、コントロール・ノブを少し回すだけで、無負荷状態だと、いきなり10〜11Vの電圧が出て来る。
...こりゃいかんわ!この動力車は、2〜3Vでも十分動くらしいから、コントローラの出力電圧を下げねば!
...でも、コントローラを開けて中を調べるのは、相当苦労しそうだ。orz
そこで、あんちょこに高温度用セメント抵抗20Ω3Wを疑似負荷にしてみた。(図7)
これなら上手く行きそう!
出力は±2〜±5Vに抑えられていて、電車の“極低速走行”も自在だし、長時間走らせていても、極端に発熱が大きくなるような所は無さそうだ。
車両485系のこと
このZゲージ用電車については、別途記事にしたいと思っているが、品物到着が、今回の実験に間に合ったので、ちょっと紹介。
8両編成だが、一旦バラバラにしてから、再度手で編成し直したものだそうな。
その中に、必ず「動力車」が含まれていると書かれてあったし、値段も手頃だったので買った。(図9はその内の3両 \1,880送料込み)
この「動力車の有無」の記載は重要で、やたら値段が高いものでも、それが入っていない可能性だってあるからなぁ...。
「動力」で今往生しているのは、Bトレイン・ショーティの選び方だ。
「(外)側」だけは、多種売られているけれど、動力台車(千二百円〜二千円)と組みあわせると結構、高値になるようだから、「側」だけを無駄に沢山買い込まないようにしないと!(“お飾りだけ”では、勿体無い!)
今回の車両は安かったけど、「8両」も繋げられないので、無意味だったこと。
また、「車両の長さ」だが、このジオラマに対してはちょっと長過ぎだったかも。(図10<クリック>)