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[二〇一六年七月十一日]

SoftBank PANTONE5 107SHジャンクを、二箇一で修復

ロックが掛かってしまい捨てる予定だったSoftBank 107SHだが、「放射線検知機能」のある貴重品種(?)だと分かって惜しくなり、バリバリにガラス割れの同種ジャンク(動作品)を買い足して(図1)、“二箇一手法”で、一個を修復した。(購入¥1、250送料込み)

表示ユニットを含む枠(ピンク色)は上手く外せて、本体(黒色)への「入れ替え」も比較的楽だった。
そして、動作も正常だし、「放射線検出」も確められた!(図2<クリック>

だが、黒地にピンク枠のツートーンは、如何にPANTONE(汎調?)といえども、ちと不釣合いだにゃあ。(苦笑)

「ガラス割れ」の方は、“割れた表面”を剥してみたのだが、(下手糞作業で、)「液晶パネル」の方にまで“ひび割れ”を入れてしまったため、使い物にならなくなった。(残念)

尚、これのOSバージョンは、 Android 4.0.4

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分解
分解は、「携帯電話・PHS専用ドライバー」の「5角S」で、6本の小ビスを外すのが第1ステップ。

第2ステップは、「シールド・ケース」(図3円内)を基板ごと外すのだが、基板が両面テープでしっかり留まっているので、結構外し難い。
その「シールド・ケース」を外すと、上から来ているフレキ(シブル・ケーブル)のコネクタ(中1箇所)が、外せるようになる。

第3ステップは、「枠」から「主基板」を抜き出すのだが、それに繋がるフレキ・コネクタ類がテープ留めされているので、これらを「ピンセット」で剥し、「小クランパ類」を解放して、「フレキ・プラグ類」(大小3箇所)を抜いた。

実は、もう少し先のステップ(液晶+前面ガラスを枠から外す)まで進めたかったのだが、一応此処でストップ!
この後は、「ガラス割れ品」の方の「表面ガラス」を剥して、状態・感触を見ることにした。
結果的には、枠から外すには、相当高度なテクニックが必要で、私の腕では無理だと分かった。
(やって出来ないことはないだろうが、成功確率はおよそ1割台、つまり10台試さねばならないってこと!苦笑)

表示線欠陥や機能など
枠ごと組み替えたので、ヘンなツートーン(黒地にピンク帯)になってしまった(図6<クリック>)が、動作機能的には同じだし、密閉度(シーリング)も左程悪くはなっていないと思う。

ただ、日が経過するごとに、表示に線欠陥が一本ずつ増えて来て、現在、左側に「淡い縦線欠陥」が3本になっているので、こうした「表示部の入れ替え」は“表示欠陥”を誘発する可能性もあるようだ。

「放射線検出機能」は健在で、表面右下の「押しボタン」で検出が始まる。
標準の高さ1mの空中では、検知限界以下の0・05マイクロ・シーベルトだった。(図5)
面白いことに、机の上に置いた状態では0・1辺りの数値が出るが、これは放射線ではなくて、雑電磁波を感知しているからだろうと思う。

ガラス割れ品の顛末
当初、「ガラス割れ品」は、割れた表面のガラスだけを取り除いて、液晶パネルだけで使えないかと考えていたので、割れガラス剥しを試みた。(図7)

接着剤は温めると軟らかくなり、剥し易くなる事は知っていたが、気温が30℃を越えていた事もあって、加熱せずに「剥し作業」を強行した。
これがアダになったことが後で判明したのだが、兎に角「剥し作業」の途中までは順調に進んだ。(図8<クリック>

「剥し作業」は、「カッター・ナイフ」と「ピンセット」で行い、表面にセロテープを貼って、剥してガラスをそれにくっ付けるようにした。
外れたガラスの欠片は、(絶対に!)逃さないように、ひとつひとつ「厚めの茶封筒」に放り込み、後で丸めて捨てる手筈だ。
(ちっちゃな欠片が肌に刺さって、後で泣くのは嫌だもんなぁ。苦笑)

ヒビ割れた液晶
「液晶パネル」のヒビ割れは、途中ではあまり良く分からなかったが、取り出して見ると彼方此方で割れていた。こりゃ駄目だ!(図9)
最初にガラス割れがあった箇所(図9丸印)は、ヒビ割れが無くて、後でナイフで抉って行った領域の割れが酷い。(図9矢印)
つまりは、「剥し作業」のミスで、「液晶パネル」にヒビ割れを生じさせたってことらしい。(啼く)

やはり、「剥し作業」は、加熱しながら丁寧に々々に、時間を掛けながら、して行くべきだった!
安倍首相の“憲法改正作業”のようなもので、決して一気呵成にやってはいけないのかも

“液晶パネル外し”の究極では、図10<クリック>のようになる。
この状態で、(正常な)液晶パネル同士の交換が出来れば、「枠」も交換出来て理想的なのだが、それはもう(尊敬すべき)職人技の領域だと思う!


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