[二〇十六年二月二十九日]
縦書き表示ブラウザ群を、調べてみた
きしもとさん(サイト内「PC110リンク集」)から、縦書き表示について、“Linuxでは、色々良いブラウザがあるよ!”という挑発(?)を頂いた。(笑)
だが、当苑は、Linuxに関しては、からっきしダメなので、Windows用ブラウザ群を調べる位は出来るかもしれないと、やってみた。
調べたのは、ごく一般的(ポピュラー?)なブラウザだけ。
「Firefox」(図1)、「Google Chrome」、「IE11」などは、既に調べ済みなので、追加で、
「Pale Moon」、「Opera」、「Sleipnir」、「Lunascape」、「Kinza」を調べてみた。
“調べる”とは言っても、単に、ちゃんと縦書き表示が出来るかどうかと、フォントが「メイリオ」に出来るかどうかってことだけだが。
結果は、日本語表示が出来て、フォントが望みのものに替えられれば、いずれも「縦書き表示OK」だったが、古いPuppy Linux用のブラウザ「Sea Monky」や最新の「Pale Moon」(図2<クリック>)では、横書きのままだった。
ただ、「Opera」については、「フォント種」によっては「文字群の廻り込み」がヘンになる!
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ブラウザ2種
「Sleipnir」では、フォントを「メイリオ」にしておけば、至って素直な縦書き表示になっている。
だが、縦の文字占有率が、指定の94%になっていない感じで、下のスペースが空き過ぎだ。
まぁ、この94%は、「Firefox」での見栄えを勘案して設定した値なので、他のブラウザでは違ってきても仕方が無いだろうと思う。
「Opera」については、今まで完成したページでは、気が付かなかったのだが、未完成のページで
(<br clear="all">で指定してあるにも拘わらず)「文字列の回り込み」が不完全であることが分かった。(図4<クリック> 苦笑)
調べてみると、使用する“フォント種”によって、こうした不具合が出るようなので、やはり「メイリオ」または「Meiryo UI」を使うのが望ましいようだ。
更に2種
「Lunascape」では、素直に縦書きが表示されるかと思いきや、「横棒」がそのまま「横棒」として表示されている!?(図5)
やはり、これは、横のものだが、縦にして欲しい処だ!
(何処かを弄れば、上手く補正出来るのかもしれないが、調べなかった)
「Kinza」(金座)は、Google Chrome用の“Chromium”をベースにしているらしいので、「フォントのカスタマイズ」で「メイリオ」を指定すれば、ほぼ問題無く縦書き表示が出来るようだ。(図6<クリック>)
こうして、フォントは「メイリオ」が優勢になって来た感があるが、いざ使えるとなると欲が出て来る。
「メイリオ明朝」、「メイリオ・ゴシック」などもあればいいなぁ・・・ということだ。(笑)
だが、「游明朝」系ってのも意外に使えそうな感じなので、“後追い”になるから、難しいかな?