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[2018年11月14日]
DTN-6500不動ジャンクを、買った

IBM PalmTop PC110」の劣化した“DSTN液晶パネル”を、“TFTパネル”に置き換える試みをして来て、やっと何とか成りそうな気配なので、最終的な形を考慮しながら、“パネル・サイズ”を絞り込むことにした。
残りの未整備の「PC110」は、本来の「PC110」の形は損なわれるが、より実用的な感じの6型TFTパネルに替えようと思っている。(図2<クリック>

その為に、DTN系の「6型TFTパネル」を、後一、二枚増やしておこうと思い、ナビ機を探したら、この“ネバネバ・不動ジャンク”「DTN-6500」が見付かった。(総費用¥735送料込み)
一寸割高かな?と思いながらの落札品だったが、少し手間を掛けたら、ネバネバは綺麗に取れ、USB端子を取り替えたら電源も入って動作可能になったので、一応、“費用分”を取り戻した気分!?

ついでに、この本体を使って、「XROAD」機のパネル6型、5型(どちらもフレキ端子は、同じ40ピン)の適合性を試したら、6型パネルは正常動作、5型の方は正常画面が出なかった。
このXROAD系6型パネル、「PC110」で使えればいいのだが、今の処、上手く使えず/表示出来ていないので、やはり“置き換え”にはDTN-6000系を狙うのが、一番早道かな。

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粘着き拭取り

今回の“粘着き”は、今までのと違うのかどうかは分からないけれど、兎に角、酷かったが、“消毒用エタノール”と“局方ガーゼ”(約20cm角1枚)だけで、綺麗に払拭出来た。

ガーゼをエタノールで常に湿らせながら、ネバネバ表面を擦り取るようにすると、薄皮を剥ぐように綺麗になる。(図3)

以前にやったように、力を入れて擦り取った後のツルツル状態とは、かなり違っているが、“粘着き”はまったく無くなったので、これでも十分に満足だ!(図4<クリック>

どうも、エタノールが“変質塗料”と化学反応/脱水反応(?)を引き起こして、ネバネバ成分が(良い方へ)変質したのではないか?という気もする。

常に、ガーゼをエタノールで濡らしながら拭かないと効果が薄い。
また、普通の布だとケバが残るので、幾度も拭き直さないといけない面倒さがあるが、ガーゼの良い所はケバが出ないから、大変具合がいい!

電源入力部の改善

TFTパネル」を取るだけならネバネバを取る必要も無かったし、取ったにしてもそれだけで十分だったのだが、どうも生来の“修理癖”は、直らないようだ。
故障したままのを放って置くのが嫌なので、つい、電源が入らない原因を探してみた。

試しに、“バッテリ端子”から給電してみたら、電源が入る!
さては、USB電源か?と、「USBコネクタ」を覗いたら、やっぱり!
両端の端子が、奥へ捲れ上がってしまっている!(図6<クリック>
(こんなこと/事故も起きるんだなぁ!)

あれこれ対策を考えてみたが、この本体には、(テスト・ベンチ役もさせたいので)“USB電源供給方式”を残そう!と決め、他のジャンク機からUSB端子だけ取り外して、付け替えた。(図5)
(下地に半田が厚く残ったので、端子全体が浮き上がってしまい、ケースを削る破目に。でもまぁ、終わり良ければ。。。)

修復本体で異パネルの試験

この本体が、完全に修復出来たので、これを使って、異系パネルの表示試験をしてみた。

XROAD」系のナビ機の本体基板は、この「DTN」系の基板との類似点は少ないのだが、「TFTモジュール」のフレキ上の制御回路部分は、(カバーを剥がしてみると、)殆ど同じ設計のように見える。
なので、多分差し替えも可能だろうと思っているのだが、それ程数多く試したわけでもないので、未だ多少疑念が残っていた。

この本体へ6型を載せてみたら、あっさり表示が出て来たので、納得&拍子抜け。(図7)
では、5型ではどうか?...これはダメだった!(図8<クリック>
(でも、5型の方は期待していなかったし、これはこれで確認済みということで)

6型は、今は未だダメだが、「PC110」とのインタフェースを工夫すれば、何とか繋げられるかもしれないので、このまま取っておこう。


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