物事集 令和元年年十一月版
和歌山城址 紅葉 「十一月二十二日」
+++ 巧まれた美しさ +++
先般、「東北・八幡平」で、“紅葉の自然”を堪能したが、また“紅葉”を見たくなって、車で「和歌山城址」から「竜神スカイライン」を周って来た。
「和歌山城址」の「西ノ丸庭園」は、「八幡平」とは違って周りが紅葉で埋め尽くされるといった風景ではないが、処々に巧みに配置された木々が色付いていて、見映えが好い。
水面に映る風景も美しい!(図1、図2<クリック>)
若い頃の私は、人の手が入った風景は、加工されたものであって、作り物に過ぎない!などと嘯(うそぶ)いていたのだが、歳を経るにつれて、その考え方は変わって来た。
人が加工してそう感じるように作り変えなければ、人が見て美しいと感じるものにはならないと思う。
無秩序で荒々しい自然は、遠くから俯瞰して眺める分には、美しさを感じることもあろうが、もし、その中で人が生きようとすれば、厳し過ぎて、とても美しいなどとは言って居れないだろう。
庭園の池に映る紅葉を見ながら、やはり“整えられた美しさ”は貴重品だと思った。
「和歌山城址」には、其処此処にボランティア向けに竹箒が備えられていたが、その竹箒で落ち葉を掃除している人達を、ちらほら見掛けた。
“有り難う!”と声を掛けると、竹箒を片手に恥ずかしそうに笑っていた若い人達が居た。
OpenCVブック 買い 「十一月十七日」
+++「BOOK-OFF」で見付けた本 +++
今、トライしている自家製“Flash Writer M”のプログラム作成に、「VisualBasic6.0」を(再び)使い始めたのだが、忘れていることや知らないことが多いので、手持ちの「リファレンスブック」類を頻繁にひっくり返している。(図2<クリック>)
だが、今手持ちのモノ/本は、“基本”や“標準”以上のことは書いていなくて、例えば「vbCrLf」なんてマジナイ語が「"\r\n"」(キャリッジリターン・コード)の代わりに使えるなどとは何処を探しても無い!
それで、もう少し、標準を踏み外した(/異端的な)ことが書かれていそうな「VB6」関係の本を探してみようと、大阪・難波の「BOOK-OFF」を探し回ったが、(もう今となっては?)見付からず。
結局「VB6」関係は、全然見付からず、代わりに、近隣の「BOOK-OFF」で、この本が見付かった。「OpenCVプログラミングブック」(¥210税込み)(図1)
この「OpenCV」に関しては、書かれた書物からではなくて、殆どがネット上から得た情報だけなので、ずっと心許なく感じていた。
一応は、「OpenCV」で組んだ「自家製看視カメラ系」は現在も稼動しているので、そのプログラム作成は、ネット上の情報だけで間に合ったわけだ。
活字世代の私には、「紙製ハンドブック」は不可欠なので、これも何時かは役に立つだろうと買って来たってわけ。
しかし、内容の殆どは、“標準的な応用事例”なので、異端的な使い方に関しては、あまり参考にはならないかな?
5-inchTFT化PC110 成功 [English Note] 「十一月十二日」
+++ LycettさんのTFT化PC110が完成 +++
この記事は、十一月十日(日)に書いているが、天皇陛下のご即位を、私達一般人がお祝いする“芽出度い日”だ。
二千数百年の長きに亘って、日本国が二つ以上に分裂する事も無く、平和の国・日本として継続・維持出来たのも、象徴としての「天皇陛下」と「ご皇室」のご存在が、極めて大きいと、私達は思っている。
・・・という前置きは其処までとして、
同時に、表示が劣化した「PC110」を、綺麗なTFTに入れ替えて、小さいテーマだけど大きな成果を得られたLycettさん(英)のご努力を祝福したい!(図1)
当初、彼は“半田付け”は得意ではないと仰っていた通り、分離した2枚の基板を使った「中継基板」では、なかなか上手く行かなかったそうで、かなり苦戦を強いられていた様子が伺えた。
画像がちゃんと出ないとか、なかなか安定しない/流れるなどの症状が除けず、苦労されていたようだ。
私が、後で考えた不調の原因は、
−「本体」から「中継基板」までの実験用ケーブルの長さが長過ぎたこと
−シールド効果のある裏蓋を被せないままで、実験を続けたこと
などにあったのだろうと思う。
因みに、どちらの行為も、実験者なら、普通にやりそうなことだし、私の方は、本来の茶色のFPCを使い、裏蓋をした状態で、安定した画像を見ていたので、そうした不具合原因に気が付くまでには、長い時間を要した。
他方、私は、(直接は見えないれども)手配線による「中継基板」の無様さが気になって、2枚に分かれていた「中継基板」を1枚にしたPCBを作ろうと考えた。
私も、初めてのことなので、自信は無かった。
それでも、敢えてPCBを発注し試作をしてみたのだが、やはりミスが重なって、2回失敗!
更に、「0.5mmピッチ・コネクタ」を「PCB」上に、自力で半田付けして搭載することは、かなり面倒なので、工場側で部品を搭載してくれる「PCBA(部品を組み付けて仕上げてくれる、プリント基板製造)」方式での試作発注に切り替えた。
その、試作3回目で、やっと“好ましい動作ボード”が作れた。
彼に、その案を話したら、“自分でもやってみるから、その「ガーバー・データ」と「BOMデータ」が欲しい!”とのことで、そのデータを公開したら、即座に自分で発注したという。
多分、彼も始めての経験だろうと想像しているのだが、私が試したデータを元に、工場に発注した結果、約1ヶ月後に、ちゃんとしたPCBAが送られて来たそうだ。(図2<クリック>)
今回、 彼自身が入手した「5-inchTFTモジュール」(新品)と、この「中継基板」(新品)とで、半不良品だった「PC110」を見事に再生されたわけだ。
自力でTFT化を実現された“挑戦心”には、敬意を表したい。
また、「TFT化PC110」を持つ仲間が増えたことは、私も大変嬉しい♪
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5-inch TFTized PC110 Success ! 「2019.11.12]
+++ Mr.Lycett built up the TFTized PC110 +++
I was writing this article on Sunday, November 10, and it is a “Happy day” for us to celebrate the throne of our Emperor.
For over two thousand years, Japan was never divided into two or more, and was able to continue as a peaceful country, Japan. We think that existence of Emperor and Royal family are extremely large.
At the same time, I would like to congratulate Mr.Lycett (UK) for his efforts to the poorly displayed "PC110" refreshing that is a small theme but great results ! (Fig_1)
At first, as he said that “soldering” was not skillful, it seemed that the "relay board" using two separate boards did not go well. He seemed to be struggling considerably.
For example, it seems that he was struggling to resolve symptoms such as images not appearing properly, or unstable / flowing.
The cause of the malfunction that I thought later was
-The length of the experimental cable from the "main body" to the "relay board" is too long.
-The experiment was continued without covering the back with a shielding effect.
I assumed that it was.
By the way, both acts are likely to be done normally by experimenters like us.
Since I was using the original brown FPC and observing a stable display with the back cover in place, I could not realize the cause of such a failure for a long time.
On the other hand, I was worried about the dissatisfaction of the "relay boards" by hand wiring (although I couldn't see it directly), so I decided to make a single "relay PCB" from separated two boards.
I was not confident because it was my first time.
I dare to order a PCB and make a prototype, and I missed twice because of mistakes.
Furthermore, it is quite troublesome for me to solder and mount the "0.5mm pitch connector" on the "PCB".
Therefore, I switched to trial ordering with the "PCBA (printed circuit board manufacturing that assembles)" method, in which parts are mounted at the factory.
In the third trial, I finally made the "preferred operation boards".
Talking to him about such idea, he said "He want to do it himself, so He want the Gerber data and the BOM data ! "
When I released the data, he ordered to the factory by the data.
I think he's probably his first experience,
As a result of placing an order to the factory based on the data I tried, it seems that he got the proper PCBAs about a month later. (Fig_2 <click>)
By the (new)"5-inch TFT module" and the (new)"relay board" which he obtained through his route, the semi-defective product "PC110" was regenerated beautifully.
I would like to express congratulation his success the TFT-LCD PC110.
Also, I am very happy that the number of friends with "TFTized PC110" has increased ♪
ハイキング 徒歩 「十一月二日」
+++ 車で行けたが +++
東北旅行の余勢を駆って(?かどうかは疑わしいが)、秋を歩いて愉しむ為に、車で行ける「くろんど園地」(奈良・生駒市)へ、家人と行ってみた。
以前にも、近くの「くろんど池」畔には行ったことがあるのだが、直ぐ近くに「くろんど園地」があることは、後で知った。
それで、行ってみたくなって、機会を窺っていたわけ。
園地内に駐車場があるし、“園の入り口”までは、「Google」の「ストリート・ビュー撮影カー」でも行ったらしいので、それ程難しくは無いだろうと多寡を括っていたのだが、その入り口までの山道がとんでもなく狭くて、大変な緊張を強いられた。
(「撮影カー」の運転者の勇気を賞賛したい!)
もし途中で対向車が来たら、多分、お互いにパニックになるだろうと思う。
まぁ、そうした緊張の後の、木々に囲まれた園地は、本当に安らぎの空間だった。(図2<クリック>)
園内のハイキング・コースは幾つかあるのだが、「尾根伝いの道」が、ほどほどの“上り下り感”があって、愉しめた。(図1)
未だ、気温もやや高目なので、木々の色付きは少なかったのが、少し心残り。
もっと秋が深まってから、今度は別のルートを歩いてみたいと思う。
どうやら、池畔から直接園地に入るルートがあるようなので、それも試してみたい。