モグラの繰言 2010.02
生活保護と車 [0224]
生活保護を受けている人は、自動車は持てないそうだ。
確かに、資産だから、そんなものを持てる人に“保護手当は、必要無い!”と云ってしまえば、その通りだ。
しかし、心情から言えば、“何も、そんな酷な事を言わなくても!”となるのだが、ちょっと待った!
赤字国債がどんどん増えて行くのは、単に“役人や公共事業への無駄使い”せいだけではなかろう。
結局は、国民・庶民全てが、自分達の欲/生活向上?のために、昔以上に税金を消費・浪費(子孫達の資産の“掠め取り”)しているからだとは気付いていないことが、いや、気付いていても、“自分の取り分さえ増えれば、それでいいんだ”ってのが、問題だろうな。
つまりは、“皆なの共通のお金”である税金を、“たかり”、“毟(むし)り取り”をして、大半は各人の享楽や蓄財に費やしている結果なんだ。(私財の溜め込みは、赤字国債と同じ額ほどにもなるらしいし)
("高級車を乗り回していても、子供の給食費を払わない”話なんて、その典型!更に、“節税”なんてのも以ての外だ!)
もし誰かが、緊縮財政だとか、節約生活を訴えても、もう怠惰な身体が許さなくなっているんだろうな。
(でも、今のデフレが、日本社会の無意識的自動調節現象と見れば、納得!なのだが、狡賢い抵抗勢力も多いしなぁ)
沖縄基地 [0219]
やれやれ、散々期待させておいて、やっぱり“沖縄”しかないのか!?
現政権が、何か“新基地の隠し玉”を持っているのかと、案が出るまでわくわくして待っていたのだが、いよいよ蓋を開けてみたら、過去案の焼き直しでしかないってのは、何とも悲しい!
新政権では手馴れていない事なので、止むを得ない事なのかもしれないが、どうも全体のやり方が“素人っぽい”感じ。
自民党の石破氏が、現内閣のやり方を糞味噌にこき下ろしていたのも、諾(むべな)うかな。
尤も、他方、“始めから出来ない”と言ってしまうと、皆の期待も何も無かっただろうから、“政権交代”だって為し得なかったかも。
マナー違反 [0218]
“ゴミ ”はゴミ箱へ捨てるものであって、好き勝手に路上へ捨てるのはマナー違反。(尤も、大阪では違うらしいけど。左写真<クリック>)
左の記事は、“マナー違反のゴミ ”も、“元々は綺麗だったし、実は良い物なんだ♪”と云う話をしたいのかなぁ。
オリンピックって、(水面下では激闘だけど、表面上は)“お互い、フェアに戦おう!”という場だし、だからこそ、参加する際には(身なり・振る舞いも)紳士・淑女であろうとするわけで、それが暗黙のルールだし、現在のマナーだ。
(特に、自己主張がしたいなら、別の場所か、技の中だけでやればいい)
任務ひま? [0217]
自衛官は、一応“仕事中は仕事人”のはずで、業務・任務遂行中の“訓示”に、“業務外の事”に言及する暇などは無いと思うが、結構暇なのかな?(いざと言う時、大丈夫なのか?)
問題発言は、「日米合同訓練」開始時の訓示だったそうだが、本来、訓練は「任務の模擬実施」だし、陸自普通科連隊の任務は“政治議論や発言をする事”でもあるまい。
(産経ニュースでは、その訓示を肯定する意見らしいが。左記事<プッシュ>。他方、毎日jpの社説は、標準的な論評をしているようだ。左記事<クリック>)
思うに、その連隊長 は、余程“合同訓練”が嫌いで、“脱線 ”したかったか。
(もしかして、合同訓練相手の米軍から、常々いびられていて、つい愚痴を溢したくなったのかな?)
安物 [0216]
(電池管ラジオのケース探しの後で、)ちょっと興味があったので買ってみた“お城風置時計”、遠目にはなかなか面白いのだが、実態を見ると甚だオソマツ!(\1,190送料・手数料込)
時計は百均品だし、取り付けは上横ずれ。(2時側に寄り目。吉本新喜劇調と見れば、これもワラケル!..?)
台の裏面も平坦でなく、机上ではガタガタ。で、クッションを貼り付けて、難を逃れたが。(左写真<クリック>)
(アンティーク品などは、元々“内容はしっかりした高級品”で、表面的に“古くなっただけ”なのだが、)この置時計、表面上は新品だが、造りや塗りは、歪んでいたり、はみ出していたりで、“だらしが無い”。
主機能(時計)さえ果たせば、出来がお粗末で“品”は無くとも、(廉価版)商品にはなるってことだろうな。
(品が無いと言えば、先日オリンピックに派遣された國▼氏や、先頃廃業した▼青龍元横綱も、かな?)
(これ、もう少しマシなら、贈り物にしようかと思っていたが、恥ずかしいから、止めた!)
子供のケンカ? [0213/0215]
新聞のこんないい加減な“見出し”の書き方は、かなり問題だ!
“(内容が)大人気無い喧嘩”と云う積りなのかもしれないが、国会・予算委員会で取り上げられる内容・質問は、そんな生易しいものではないだろう!(そんな浅薄な調子で書いたからって、“内容が軽い”とは取れないからだ!)
これは、“兄弟暗闘 ”、“骨肉の争い ”では?と感じるくらい、厳しい話なのに。
他方、これで(もし本当の話なら)、邦夫氏は、“男を下げる”事になるだろうな。
日本では、法律(刑法?)でも、“親族同士の不利な証言は、採用せず”だったと思うし、まだ“親子や兄弟の絆というものは、強いはず”と思っている人達は多いだろう。
お互いに、かばい合ってこそ“美談”なのに、邦夫氏が“醜聞”にしてしまったのかな?
・・・ ところが、翌日“誤解を招く報道表現?”とかの当人否定の記事が小さく出ていたが、そうなると、質問者の与謝野氏の発言は、(他人を陥れるための)“嘘話の引用 ”と云う事になるが、国会・予算委員会でそんな質問発言が許されるのかな?(左上記事<プッシュ>)
・・・ 更に翌日、嘘話ではなくて邦夫氏の裏付け話もあると、与謝野氏がテレビ番組で述べたとの報道。
(左上記事<クリック>) (与謝野氏の話は、どちらも伝聞だから、話半分かな。それにしても、邦夫氏は、母親の“子を思う気持ち”を黙々と踏みにじる“親不孝息子”にならなければいいが)
官吏/管理目標 [0213]
まだ、“公務員改革”が、モタモタしているらしいが、公務員達全員の力を存分に発揮して貰えるような良い改革を望みたい。
きちんと「信賞必罰」が出来るようなシステム作りも重要だろう。
そのための評価基準があいまいでは、困る。
一案だが、昔、一般企業で使われて、直ぐに廃(すた)れたらしい「目標管理」という手法は、どうだろう?
これは(うろ覚えだが)、実行者自らが、目標を数値・期間で設定して、計画を立て、実行した後で、評価する手法(言わば、Plan-Do-See)を上級官吏達も含めて、やらせるのだ。
その手法にも、様々な得失はあるだろうが、数値として出せるので、誰にでも分かり易くなる点は、良いのでは?
(上級官吏と言えど、自ら身を粉にして/額に汗して仕事をしない者には、高い歳費は払うべからず)
プリウス [0210]
遂に、“リコール処理”に入ったそうだが、こんな話、“メーカ”も“ユーザ”も、どっちもどっちだと思う。(が、今はメーカの負け!)
昔、自動車は、“乗る/操る技術”が必要だったし、乗り手も、その構造や応答動作など習熟・精通し、アクセルやブレーキの利き具合なども、各車独特の味を愉しむ風情があった。(今でも?)
ところが、知識も技術も乏しい 人達まで安直に乗れるような車を、滅多矢鱈作って来た自動車メーカの罪が、今回も、罰として返って来たようだ。
つまり、「自動車」はもう技術製品などではなく、(チンすれば、濡れた猫だって乾かせる ?)電子レンジ と同じ便利器具なのだ。
だから、プリウスだってちゃんと自己技術・責任で乗っておられる方達も居るけど、今じゃ、“車のせいだ!車がわるい! ”と叫ぶ人達が、圧倒的多数ってこと。(メーカ技術陣の認識不足・ユーザ啓蒙不足な)
支持率 [0207]
左図は、「民主党の小沢一郎幹事長の、検察当局の処分が出たことを受けて」との趣旨で、“緊急”の電話による全国世論調査のデータだそうだ。
“緊急”なのだから、変化率が問題なのだろうと見ると、“なんだ!あまり、変っていないではないか!”
“見出し”を、“絶対値の方”に切り/すり替えたようだが、データの使い方を間違えてはいないか?(左写真<クリック>)
ところで、近頃は、昼夜を問わず勧誘・宣伝・売込の電話が掛かって来るので、適当にあしらってお引取り願うのだが、それを考えると、世論調査ってのは大変難しい作業だろうとは思うが、“電話による世論調査”って、ほんとに有効なのか?
(特に、精勤納税者であるサラリーマンの就業時間帯に、職場へまでは、電話調査をしていなさそうだし。ん?マイナー?)
気になるのは、投票した人達が“久し振りに交代させた政権だから、4年間はやらせてみよう!”と考えずに、時々の風評や気分だけで、「支持」をこんなにずるずる変えて行く(らしい?)のも、世の常なのかな?
衆院予算委 [0205]
最近の「国会」、特に「予算/決算委員会」が、面白い!(NHK 第一 放送の代表質問例)
(“政治と金の問題”は、もう面白くないが、)具体的なテーマでの数値を挙げた質問とそれへの答弁などを聞いていると、特集記事を読んでいるようで、なかなか参考になる。
同感だ!と思うことや、それは見方や施策が間違っているのではないか?など、様々な思いが湧き出して来て、(最近の流行りの如く)頭/脳が活性化させられる。
山口委員のように、自党の親分/大臣を委員会の場で突っついたり、煽てたりしているのを聞くのも、愉快!
石破委員のように、“憲法解釈”から“日本の防衛、中国の軍事力強化の評価、沖縄基地問題”などを理詰めの激しい突っ込みで、現内閣に緊張感のある思考を要求した質問も、大変印象に残った。
(以前は退屈極まりなかったこの中継番組だが、最近の視聴率、随分高くなっているのではないかと、想像しているのだが)
普天間の昔 [0203]
自主規制により削除
金融工学? [0202]
“金融工学 ”なんて、“博打 の理論付け”と云えるほど、怪しげで、しかも危険なものは無いのだが、まだ野放しか?
元々、“人間の(汚い)欲望を、一種の数式にしてみせる”ってことだし、最初から疑って掛からないといけないのに、工学と名前を付けてあるものだから、皆コロッと騙されてしまうわけ。
これの擁護派?は、“使う方が、悪い”とか云っているようだが、実は、“これで(あくどく)儲けてやろう”と考えて、積極的に開発した連中 が使って来たものなのに、何を寝ぼけた事を!
要は、紙屑 でお金を儲けようとする事自体が、“悪 ”だってば!
米国政府は、この分野に、既に手を打ち始めている(左/上写真<クリック>)ようだが、日本政府も早くやるべし!(菅さん、まだやらん/やれんのかなぁ?・・・ あ、管さんではなくて、亀井さんの方だった)
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