[090311]
CoolPix S500ジャンクを、半修繕しました.
このCoolPix S500は、2008年夏に買って、放置したまま忘れていたのですが、偶々別の用件で保管用プラ・ケースを開けた時、その存在に気が付きました。(購入価格\1,380税込)
(結構高値で買っていたので、放っておくのは損だ!と思い、)何とか動くようにしようと、頑張ってみました。
結果、分解と掃除で、撮影や再生も出来る状態にはなったのですが、不動原因は不明。(もしかして、内蔵バッテリのせい?)
目下の処、不具合が、まだ数点残っています。
例えば、電源投入後レンズ・バリアが“鰐目?”だったり、設定用の下側SWが不感だったり、液晶表示に帯状の不良があったり。
でも、取り敢えず、今回はここまで。後は、また気が向いたら、追加でお手入れ。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
分解時の抵抗勢力.
毎度の事ながら、不動品の修理は“先ず分解から”ですが、外装が比較的綺麗なので、傷を怖れると、これがなかなかの難事。
まず、横面には妙な形のストラップ用フックと、その先に小爪があって、それが前ケース側面の孔に噛み込んでいました。
これは、細ドライバの先で、強引に持ち上げて外しましたが、そっと大人しく引っ張るぐらいでは、簡単には、外れない!
(左写真&<クリック>)
また、外カバーがピッチリと嵌まっている上に、(錆びはありませんでしたが、)少し粘着性があるような感じで、なかなか離れてくれない。
止むを得ず、薄刃ドライバで抉るようにして、三枚下ろしにして分離しました。(で、少し刃跡が残った)
分解と掃除.
左写真は、外装を外した後、更に液晶表示部と(シャッタや電源スイッチ・レバー用)フレームを外した状態。
錆びや汚れなどは、左程無かったのですが、一応再生紙トイペなどで要所々々を、特に、フレキの接点部分は注意して、清掃。
パーツ関係では、内蔵の小バッテリの電圧を調べたらゼロ!
これは、むしろ無い方が良いだろうと、外して様子を見る事にしました。(左写真<クリック>)
掃除を済ませ、再度組み立てて、主バッテリを装着。
(型番:EN-EL10 3.7V,590mAh)
試写例.
撮影は、ちゃんと出来ました。ピントや色再現性なども、異常は無くて綺麗に撮れています。
(上写真&<クリック>)
ただ、蛍光灯下の机上物の撮影は、(設定スイッチが不感だったため、いい加減な設定になっていたようで)物凄く粒子の粗い画面のものがありました。(でも、手ブレ補正も効いていたし、ブレは無かった♪)
後日、(可能な限り設定して、)朝の屋外で撮ってみましたが、(液晶モニタ画面の左側が見難い以外、)撮影には特に問題は無し!
残留不具合群.
このジャンクが不動だった原因は、よく分かりませんが、もしかしたら、(電圧がゼロだった)内蔵小バッテリが、起動の邪魔をしていたのかも。
さて、動作したのはいいのですが、液晶表示には帯状の表示不良やその他の不具合があります。(左写真)
液晶表示の不具合は、撮影時にはそれ程困りませんが、これで再生して見る分には、難あり。(要するに、“他人に見せる画面”ではなくなっている)
また、レンズ・バリア半眼状態の“鰐目”は、指の先などで弾けばレンズ・バリアが開くので、重大欠陥ではないけれど、面白くない不具合のひとつ。(左上写真<クリック>)
実用面では、(それらの不具合より、)むしろ設定用(「OK」や「マクロ指定用」)のスイッチが不感なのが困りますねぇ。撮影モードなどを替えたくても、替えられない!
(このスイッチは、裏カバーの内側に固定されていますが、分解方法がまだよく分からない!?)
このジャンクは、結構不具合が多くて、後々治す愉しみはあるのですが、ちゃんと仕上がっても、既に薄型のライバル機?FE-220DやEX-Z750など完動品があるので、これの使用頻度はどうなるでしょうか?
[表紙頁]へ 関連記事の目次へ [一言板]へ